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金利とインフレの関係について。金利上昇で利子はいくらになるのか?

 

アメリカや日本で金利が上昇しています。金利を上昇させることでインフレを抑えようとしています。

 

日本は今円安傾向ですが、日本のインフレは円安の影響より、原油などエネルギー価格の上昇や海外のインフレの影響が大きいといえます。

 

金利とインフレの関係

 

教科書的な解説として、金利とインフレの関係を解説。

 

いま金利が上昇しているのは、インフレを抑えようとしているからです。

 

金利が上昇させて、「預金が増えて消費が弱まり物価が下がる」という仕組みでインフレを止めようとしています。

 

政策金利が上がると、預金利率も高くなるので国民の多くは貯蓄します。

 

すると、市中に流れていたお金が少なくなり消費活動が縮小していきます。

 

需要が減少することで、物価が下がるのでインフレにブレーキがかかります。

 

これが教科書どおりのインフレと金利の関係になります。

 

インフレとは?

インフレとは、インフレーション(inflation)のことで、お金の価値が下がってモノの価格が上がることです。

 

例えば、食品の値上げ、牛丼の値上げ、ブランドバックの値上げ、電気料金の値上げなどは全てモノの価格が上がるインフレの一例と言えます。

 

なので、金利が上昇しているのは、モノの価格が上がりすぎないようにするための施策です。

 

金利とは?

 

金利はいろいろな取引で利用されます。

 

例えば、お金の貸し借りをしたときに、借りた人が貸した人に支払う手数料(貸借料)みたいなもの、または、その手数料(貸借料)の割合を指すときの指標に使われます。

 

金利は経済学において、「貨幣利子率」のことをいい、金融市場で取引される貸付資金の価格を意味します。

 

金利の説明

資金の貸借において借り手から貸し手に支払われる利息(貸借料)の、貸借された金額(元金)に対する割合。

引用元:https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yogo/k/kinri.html

 

金融市場の金利が上昇したり下降するのは、政策金利が影響します。

 

政策金利とは、日本銀行など各国の中央銀行が金融政策において使用する短期金利のことで、金融機関の預金金利や貸出金利などに影響を及ぼします。

 

中央銀行は物価の安定など、金融政策上の目的を達成するために政策金利を変更します。

 

日本とアメリカの金利比較

 

日本銀行政策金利を△0.1%としています。

 

日本と米国の金融政策の違いによって日米金利差が大きく生じています。

 

例えば、日本がゼロ金利の時に、米国の政策金利は段階的に引き上げられ、日米金利差は拡大。

 

日本は金利が取れないぐらい経済状況が悪いのに対し、米国は金利が取れるぐらい経済状況が良いことが要因です。そのため、為替は円安ドル高の要因にもなります。

 

預金の利子の計算方法

 

預金の利子は、預金額に対する年利率をかけたものが1年間の利子となります。

 

例えば、100万円を1年間、年利0.1%で預けた場合、1年後には100万円×0.001=1000円の利子が付与されます。

 

ただし、実際には複利計算が行われることが多く、毎回の計算時点で付与された利子も元本として再度計算されます。

 

そのため、長期間預ける場合は単純計算よりも多くの利子が付与されます。

 

カードローンの利息の計算方法

お金を借りるときの利息の計算

 

カードローンの利息を算出する計算式も同じです。

 

借入金×金利(年率)÷365日×借入日数=利息

 

※1日の利息を計算するときは、借入日数を「1」にすればよい。

 

金利と債権の関係について

 

金利と債権の関係は次のような影響を持ちます。

 

債権利回りの変動:・・・金利の変動は、債権の利回りに影響を与えます。金利が上昇すると、債権利回りも通常上昇します。これは、貸し手がより高い金利を要求するためです。逆に、金利が低下すると、債権利回りも低下します。

 

債務者の返済負担・・・金利の上昇は、債務者にとって返済負担が増えることを意味します。金利が上昇すると、債権の利息負担も増えるため、返済額が増加します。このため、債務者は金利の上昇に対応する必要があります。

 

債券価格の変動・・・債券は、債務者が貸し手に対して発行する有価証券です。金利の変動は、債券価格にも影響を与えます。金利が上昇すると、既存の債券の価格は下落します。これは、債券の利回りが市場の金利水準に比べて低くなるためです。逆に、金利が低下すると、債券の価格は上昇します。

 

金利と債権の関係は、金融市場や経済の動向によって変動します。金利の上昇や低下は、個人や企業の借り入れコストや投資判断に大きな影響を与えるため、金利動向には注意が必要です。

 

 

 

まとめ

日本はマイナス金利が続いていましたが、いよいよ金利上昇の傾向が見えてきました。

 

コロナ過が終わり、経済が活発になれば物価が高騰するでしょう。それに加えて世界的な物価上昇により、輸入品も価格が上昇しているので、生活費の上昇が見込まれます。

 

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